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私にクリエイターとしての三つ子の魂を与えてくれた(植えてしまった)恩師がいる。
初めは中学生の時に、美術系の高校を受験するために絵を習いたくて
母親が街のお絵描き教室を見つけてきてくれたのがきっかけ。
一対一で黙々と絵を描く。
絵の具とストーブの臭いが混ざって、独特の静けさの中で淡々と流れる時間。
受験も終わり、無事美術高校進学も決まったころ、
先生に「僕の個展があるからよかったらこない?」
と誘われ、埼玉県立美術館という立派な美術館に家族でお礼参りに行った。
そこにあったのは幅5mくらいある巨大な有機的曲面でできた板に
ひたすらシュッシュッシュッシュッッッッッッーーーーーーと
独特のペイントが、ランダムだけどもとっても丁寧に施された
いわゆる現代美術作品だった。
ゴッホやモネは見た事があっても現代アートというものと対決した事はなかったズン子少女は、
とにかくびっくりしたのだった。
普段、プラ〜っとしててフツーの絵の先生のおじさんだとおもっていたら
なんだか全然わからないけどやたら迫力のある、しかも
なんだか全然わからないのに異常に丁寧に作り込まれている、
この得体の知れない作品を作ったその人だというではないか!
私、実は相当クレイジーな人と週に何日もタイマンはっていたのか…
と思うとズン子少女はすこし震えた。
しかし今思えばあれはやくざ業人生の洗礼のようなものだったのかもしれない。
そんな先生に大学受験のときもお世話になり
その頃は少しだけアートというものの存在について
意識できるくらいには成長していたのだが
週2〜3回、毎回絵を描いたあとに
インスタントコーヒーをごちそうになりながらいろんな話をしてくれた。
「じゅんこちゃん、たとえばね、この灰皿、これがもし
ここから、ここへ(机の上を30cmくらい移動)移動したとする、
コレはもうこの空間の意味が全くかわってしまってるわけだよね」
全くわからなかった。やっぱりこの人は頭がおかしいのかも、
とおもったりもした。
それなのに、何がどう、いつ、なんなのかは自分でもわからないが
そういうモノの見方、考え方がいつのまにか私のベーシックになっていた。
ような気がする。
いずれにしても私にとってアートの原点はいつでも先生なのだ。
滅多にあう事がなくても、私の中でその影響力はいまだに大きい。
そんな先生が今年も勢力的に銀座で個展を開いていたので先日遊びにいってきた。
還暦を過ぎても常に作品を変化させながら作って発表し続ける事のすごさは
歳を追うごとに痛いほどわかってくる。すごいエネルギー。
最近は立体作品から絵画を取り入れる作風になってきているのがまた
若輩者の私ながらも、とても面白く、刺激的である。
灰皿と空間の意味を説いていた先生が、超写実的な絵を描いている。
でもモチーフはあのズン子少女がビックリした流れの不思議な物体。
写実的だけど、でもこれは現実的か?
パンクだよ。アートだよ。
33歳になったリアリストズン子はまた震えたのだった。
そんな私の勝手に師匠と思っている先生なのだけど
今日、私がその場で報告した個人的な事のお祝いに、と
なんと作品をくださったのだ!!
こ、これはうれしい!!!
私の中のアートがとつぜんリアルなブツになってウチにやってきたよ!!
うううう感動した〜〜。
そしてその行為、かっこいいぜ!
ありがとうございます!
一生大切にします。
私もがんばろうっと。
今日は森美術館に「アートは心のためにある:UBSアートコレクションより」展をみにいきました。
UBSとは世界的に有名な金融グループで、そこの所有する作品の展覧会。もとはNYのMOMAのリニューアルで展示されたものが東京にもきたらしい。
作品はリキテンシュタイン、ウォーホル、アラーキー、私が高校生の頃感銘を受けてパクったチャッククロースなど、有名な作品が多数。
まえに東京都現代美術館でみたカルティエのコレクションもとても面白かったのだけど、コレクション展って作家の時代ごとなどの流れなどで追っていく誰々展と違って、ポップなものが多いし、単純に「綺麗」だったり「おしゃれ」だったりという楽しみ方もできるので気楽に楽しめるような気がする。
個人的には写真が綺麗なものが多かったかな。
久々に脳のウォーミングアップになりました。
隣のギャラリーでは河童でおなじみの石井竜也さんの個展もやってましたが、
こちらは見れずに帰ってきました。
あと帰りにバス停で近田春夫さんを見かけました。
アートは心のためにある展、機会があれば是非。
UBSとは世界的に有名な金融グループで、そこの所有する作品の展覧会。もとはNYのMOMAのリニューアルで展示されたものが東京にもきたらしい。
作品はリキテンシュタイン、ウォーホル、アラーキー、私が高校生の頃感銘を受けてパクったチャッククロースなど、有名な作品が多数。
まえに東京都現代美術館でみたカルティエのコレクションもとても面白かったのだけど、コレクション展って作家の時代ごとなどの流れなどで追っていく誰々展と違って、ポップなものが多いし、単純に「綺麗」だったり「おしゃれ」だったりという楽しみ方もできるので気楽に楽しめるような気がする。
個人的には写真が綺麗なものが多かったかな。
久々に脳のウォーミングアップになりました。
隣のギャラリーでは河童でおなじみの石井竜也さんの個展もやってましたが、
こちらは見れずに帰ってきました。
あと帰りにバス停で近田春夫さんを見かけました。
アートは心のためにある展、機会があれば是非。
みなさん!!
あけましておめでとうございます!!
おそーーい!!
すみません。
ご挨拶が遅れました。今年もどうかよろしく!!!
さて、2008年も迎えた事だし
日記をもっと気楽に付けられるようにと、今更ブログに変えてみましたよ!
これならどこからでも更新おっけー。
しかもスズキさんの日記も新設!!気にナルネ!!
ライブレポートや、ちょっと気になる事など、書いていこうと思います。
というわけで、
今後とも一つ、ビーザボイスをよろしくおねがいいたします!
あけましておめでとうございます!!
おそーーい!!
すみません。
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というわけで、
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